どうも、ワリオです。
今日本屋で、一般の人が好きな本を紹介するイベントがあって、アニメーターの大塚康生さんという方の著書『作画汗まみれ』という本が紹介されていました。この方、宮崎駿監督の師匠なんだそうです。宮崎駿監督に師匠がいるなんて初めて知りました。しかも、一昨日再放送された『ルパン三世 カリオストロの城』や『未来少年コナン』の作画監督なんだそうです。宮崎駿監督の作品としか思っていなかったのですが、師匠と2人で作り上げた作品だったんですね。
『作画汗まみれ』には宮崎駿監督と大塚康生さんとルパンの声優・山田康雄さんとの面白いエピソードが書かれているそうです。
ルパン三世 カリオストロの城 - Wikipediaから引用
山田康雄の評価
ルパン三世役の山田康雄は本作をいたく気に入っており、後に「こういうのを映画の神髄と言うんだ」とも語っている。『TV第2シリーズ』の作風に不満があった山田は本作について「とにかく決定的に面白い。オープニングも話の展開も信じられないくらいだ。構成といい、絵といい、とても質の高いもので、こんなの見たこと無い。各所でギャグがちりばめられており、じつに楽しい」と評し、「宮崎さん、大塚さん、バンザイだ」との讃辞も贈った。
アフレコの際、宮崎から「今回はこれまでと調子を変えて、例えばクリント・イーストウッドのような抑えた声をお願いしたいので宜しく」と注文を受けるが、自身でキャラクターを確立していた山田は「判ってるよ、ルパンはオレに任しときな!今更ごちゃごちゃ言われたくねーよ。ルパンは俺が決めてるんだ。いつも通りにやりゃあいいんだろ。」と横柄な態度で吐き捨てた。これを目にした作画監督の大塚康生は「生意気だ、降ろしてしまえ」と宮崎に耳打ちしている。しかし、試写を見終わった山田はそのレベルの高さに態度が一変。「先程は大変失礼なこと言いまして申しわけございません。どんな無理な注文でも仰って下さい、何百回でもやり直します」と宮崎に頭を下げたという。
山田康雄「ルパンは俺が作ってるんだ、新人監督が何いってるんだ」
— あまちーぱぱ (@xDRuaV6Hqdp7ka0) 2020年11月20日
大塚康夫「生意気だ、降ろそう」
宮崎駿「…」
アフレコ前ラッシュ上映。
山田康雄「何度でもダメ出しして下さい。何度でもやり直します。」
この話すこ。#カリオストロの城
公開当時のパンフレットで #宮崎駿監督🎬は #ルパン三世 は「二重性を持っている」と語っています🧐軽薄さの中にしたたかさがあり、いきあたりばったりに見える行動も、実は強烈な集中力の見せかけ。彼の快活さにも👉続く pic.twitter.com/2IZm6mnW0T
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) 2020年11月20日
#ルパン の「自由奔放」な部分がご自身に似ていると語っていた初代ルパンの声🎙を担当した #山田康雄🗣さん。信念を持っていないところが特に好きだったそうです。#宮崎駿監督🎬も、ルパンは「あらゆる束縛から解放された人物」だと語っています🤗#金曜ロードショー#ルパン三世#カリオストロの城 pic.twitter.com/NLgHyIXzUi
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) 2020年11月20日
続き👉作画の #大塚康生🎨さんによれば、中年の #ルパン を表現するにあたって #宮崎駿監督🎬🎬はルパン役の #山田康雄🗣さんに「#イーストウッド のように」とオーダーしたそうです。クリント・イーストウッドと言えば、山田康雄さんの吹き替えの当たり役です🤗#金曜ロードショー#カリオストロの城
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) 2020年11月20日
ルパン三世役の山田康雄さんですが、商業アニメ的なTVアニメのルパンにウンザリしていたのか、この「カリオストロの城」の映画もそんな感じか…と試写室に入ったらレベルの高い作品で宮崎駿に一目置いたらしい?大塚康夫の「作画汗まみれ」かなんかの本で読んだ事ある(ウロ覚えですが…)
— リエコ車掌 (@fantasyrailway) 2018年1月19日
今日は俳優の山田康雄さんの命日にあたります。没後20年になります。山田さんと言えば「ルパン三世」ですが、仕事では非情ともいえる厳しさを持つ役者さんでもありました。「カリオストロの城」の時には宮崎駿監督や大塚康夫作画監督に「生意気」と烙印を押され、降板させられそうになったほどです。
— 富士酸素工業株式会社(静岡県富士市) (@Fujisanso) 2015年3月19日
大塚康生 - Wikipedia←大塚さんの経歴が異色すぎてびっくりです。
高畑勲・宮崎駿作品研究所のページ
『作画汗まみれ 増補改訂版』は高畑勲・宮崎駿作品研究所が考証・資料等で協力した著書だそうです。
宮崎駿監督によると、ルパンさんの快活さは「過去に多くの悲惨と鬱屈を経てきた」からで、女たらしも「彼の唯一のやさしさの表現」なのだそう😀その二面性が、宮崎駿監督にとってルパンさんの魅力なのだそうですぅ。😌#kinro #ルパン三世 #カリオストロの城 pic.twitter.com/PvAdtUF7GG
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) 2018年1月19日
続き👉多くの悲惨な経験や屈折が隠れているし、女たらしも優しさの表現なのだとか😆常に馬鹿騒ぎをしている #ルパン の光の部分に隠れた、彼の真情が垣間見えた時、ルパンを魅力のある人間として理解できる様になるそうです🤗#金曜ロードショー#ルパン三世#カリオストロの城#次元#不二子#五ヱ門
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) 2020年11月20日
#宮崎監督🎬がこの作品に着手したのは、1979年5月。まず物語📝を作り始め、7月には作画🎨を開始。絵コンテと原画を同時に進めながら作品が出来上がったのは11月末だったそうです🙀半年で作ったとは思えない完成度😳#金曜ロードショー#ルパン三世#カリオストロの城#ルパン#次元#不二子#五ヱ門 pic.twitter.com/IfTPijrD9o
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) 2020年11月20日
#宮崎駿監督🎬の設定では、この物語の #ルパン の年齢は「TVシリーズの10年後の中年のオジサン」🧐。若い頃の回想シーンでは、その設定を裏付けるようにテレビシリーズPART1時代の愛車である黄色いベンツが描かれ、時間⏱の経過が演出されています。👉続く pic.twitter.com/A7ESc63jRZ
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) 2020年11月20日
原作者モンキー・パンチの評価
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2020年11月20日
「『これは僕のルパンじゃない』って言ったんですね。『僕には描けない、優しさに包まれた、宮崎くんの作品としてとてもいい作品だ』って。でもこの後半の部分が削られて、最初の一言だけが大きく取り上げられちゃいましてね(苦笑)」#ルパン三世 #カリオストロの城 pic.twitter.com/i45C12gadE