通関士勉強と映画と趣味のブログ

きびしい道でもゆっくり歩けば足跡が残る(by書道家・時重泰香)

第53回試験輸出申告書のDried powdered alcohol(粉末酒)は22類

仕入書第6項のDried powdered alcohol(for food preparations), in a bulk formについて。

ヒューアカの過去問題集の巻末第53回試験の解説では、21.06項「調製食料品(他の項に該当するものを除く。)」に分類されていて、ワリオはそれを信じて間違って覚えていました。

 

今日、フォーサイトの再現問題(第53回試験)を解いたら、22.08項「エチルアルコール(変性させてないものでアルコール分が80%未満のものに限る。)及び蒸留酒、リキュールその他のアルコール飲料」に分類されていて、あれ?と思い、通関士ポータルを見たら、フォーサイトと同じ分類でした。

 

そもそもDried powdered alcoholって何?なんでアルコールなのに粉にできるの?と思い、調べてみたら、粉末酒という酒の一種でした。

酒の香気成分とアルコールをそのまま残し、水分だけを特殊な方法で取りのぞいて製造されています。日本では佐藤食品工業株式会社が製造しています。

酒税法でも正式に酒と認められていて、その定義は「溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のもの」。混成酒類に分類されます。混成酒類に含まれるものは他に合成清酒、みりん、甘味果実酒、リキュール、雑酒があります。

酒類の分類及び品目と酒類の定義 | 公益財団法人 日本関税協会

 

粉末酒が属する項は、22.08項であって、21.06項ではないようですね。

 

ちなみに、「変性させる」とは、メチルアルコール(飲んだら失明します)などを加えて飲食用への転用を防止し、工業用アルコールにすること。

 

www.sato-foods.co.jp

 

一般にアルコール分約40%以下 ,デキストリンのようなエキス分部分60%以 上,水分5%以下という成分構成の粉体であ る。

引用元:『粉末酒 (含アルコール粉末)』、筆者:佐藤 仁一、日本醸造協會雑誌、1982 年 77 巻 8 号 p. 498-502

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1915/77/8/77_8_498/_pdf/-char/ja