教会の秘密を話したアダム神父にジャックが言った、
You're a good man, Padre.
「君はいいやつだ」
が、Reverso ContextのPadre(神父)の例文として使われている。
神父はFatherということが多いし、アダム神父の英語の役名はFather Adam Guiteau。映画で殺されるモリーナ神父もFather Molinaと呼ばれている。
でもジャックはPadreと呼ぶ。
英辞郎によると、Padreはイタリア、スペイン、ポルトガル、ラテン・アメリカでの神父に対する呼び掛け語だそうだ。 Padreは「神父」と声を掛けるとき、Fatherは敬称で、後ろに名前をつけて「○○神父」ってことなのかな。Mr.みたにFr.と略すし。
唯一ジャックがfatherを使ったのが、吸血鬼になった父親を殺したことを打ち明けるセリフ。ふつうに「親父」の意味。
My father kept a secret once. He had been bitten by a vampire.
He kept it a secret from me and my mother.
By the fifth day, he was turning.
That night he attacked my mother.
And then he came after me.
l kiIled my own father, Padre.
l got no trouble killing you.
my own fatherは実の父という意味。脅しのために強調してあえてownをつけたんだろうけど、個人的にジャックの自虐の気持ちも表れていると思うんだ。
Padreを使うのは、fatherを口にするのがつらいからっていうのもあるかもしれない。