仮面ライターワリオ/WARRIOOOrz

笑いと理とオーズと。大丈夫。みんなと違ってもいい。

『発達障害を仕事に活かす』(星野仁彦著・朝日新聞社)感想

星野氏自身が発達アンバランス症候群(凹凸症候群)というのは、文章からも感じ取れた。発達アンバランス症候群の後に必ず(凹凸症候群)をつけるからだ。正直、どっちかに統一すればいいのにと思いながら要約していた。あと、箇条書きや羅列がたくさんあって、細かいところまで正確に書くという星野氏のこだわりの強さがうかがえた。

 

この本の中で一番印象的だったのが、200ページのこの文章。

私は経験上、発達アンバランス症候群(凹凸症候群)の人は、向いていない職業のなかでも、特に対人援助職に就くことは注意を要すると考えます。(中略)不思議なことに、こういった職業を選んでしまう発達アンバランスのある人は少なくないのです。そういう方で不適応を起こした方が本当にたくさん外来に来られます。

 

対人援助職とは看護師、保健師、社会福祉士、介護福祉士、助産師、臨床心理士、理学療法士、作業療法士などのことで、実は私も心理関係の仕事に興味を持っていた頃があったので、そっちの道に進まなくてよかったと思った。

発達アンバランスのある人が対人援助職に憧れを抱くのは、自分自身が悩んできたから他人の痛みが分かるつもりになってるからだと思う。でも、自分自身のこともままならない人が他人を助けようなんて、メサイヤコンプレックスのようなものなんだろうな。私もそうだったんだ。

そういう仕事は、健全な肉体と精神を持ち合わせた、真の思いやりのある人でないとやってはいけないんだ。相手を救うことで自分の劣等感を癒すような人が就いてはいけないんだ。